だめじゃんCNET

4/15に「Blogのスタイル」と題して書いたネタが大当たりだ.

僕はここで

先日始まったCNETのCNET Japan Blog - 情報化社会の航海図だけど,僕的には評価が下がり気味.

なんでかというとBlogのスタイルが同じCNETの梅田望夫・英語で読むITトレンドと同じなのですね.英語のエントリを引用して解説するってスタイル.

と書いたのですが,ついに内容までかち合ってしまいました.

[梅田望夫・英語で読むITトレンド ]GoogleAmazonの新技術はプライバシー問題を克服できるか
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001158.html
[情報化社会の航海図]Gmailを読み解く(1):プライバシーの争点
http://blog.japan.cnet.com/watanabe/archives/001156.html

内容的にはどちらもTim O'Reillyの全く同じエントリThe Fuss About Gmail and Privacy: Nine Reasons Why It's Bogusを引いているのが笑える.
いやほんとは笑ってはいかんのだろう.
さらにまずいことに以前なら魅力的に見えた梅田さんのblogも,バチ物が現れた今となっては,もはや色褪せてみえるようになった.結局「○○さんがこう書きました,僕も同感である」みたいなことしか書いてないのね.
まあ世の中のblogなんてみんなそんなものか.
もう少し様子を見る必要はあるが,どちらのblogにもGood Byeを言うことになりそうだ.


追記

蛇足かもしれないが,当日記の4/15の記事Amazon A9も読んでね.今回の出来事はメディアとしてのBlogの限界を示すものじゃないかという気がしてきたよ.

追記

結局Bloggerの,ネタを仕入れて,書く内容を思いついて,執筆に至るまでの行動や反応があまりにもパターン化されてしまっているということか.そして大勢の人間が似たようなパターンを共有しているので,書かれる内容までが似てくると.
共有もなにもBlogなんて他人が書いているものから明示的あるいは暗黙裡にノウハウを取得して書き始めるのが普通だ.それにある程度パターン化されていないと毎日あるいは定期的にBlogなんか書けませんな.
これをさらに進めるとBlogを書きまくるような人間は,思考がパターンにどっぷりはまってしまい,物事に脊髄反射的に反応するようになったり,頭の中身が他人の思考の引用だらけになったりするというBlog有害論まで行くのだが,そんなヨタまで進むのは止めておこう.

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