マイクロソフト、ウィンドウズの対応言語数を倍増へ

米ソフト大手マイクロソフトは16日、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」など同社ソフトを、アムハラ語やカタロニア語ウェールズ語など使用人口の少ない言語に対応させる計画に着手した。同社ソフトの世界隅々への普及を目指す。

この計画は「ローカル・ランゲージ・プログラム」と呼ばれ、各国の政府と協力しながら、同社ソフトの対応言語数を現在の40から倍増させる。

これに対抗する気か?
OpenOffice.orgマーケティング・プロジェクトのリードSam Heiserは、3月3日、Consulting Timesに投稿した記事で、OpenOffice.orgローカライズ・プロジェクトにトルクメン語が加わり、プロジェクト数が76言語に達したことを伝えた。特に注目されるのは言語状況の複雑なインドと南アフリカ向けのローカライズである。インドについては、ヒンディー語タミール語、ベンガル語をはじめ15言語もあり、南アフリカについては、アフリカーンス語ズールー語、コサ語など7言語をそろえている。
インターネットとコンピュータの時代になって少数言語を維持するためのコストは上がったのか,下がったのか?文字が読めます書けますだけじゃだめでインプリメントもしないといかんわな.
とりあえず日本というか漢字語圏がそれなりの人口と経済力のあるところでよかったぜ.
これだけ文字が多くて,そのくせ使う人口が1万人くらいだったらどうなっていたことだろう?
国民の義務としてフォントを最低3書体各10文字作りましょうとかいう恐ろしいことになっていたか(笑)
もっとも,そのくらい人口が少なかったら,漢字という文字体系自体が維持できないかもしんないけど.

追記

CNETでも出ました
Microsoftは現在、海外で進むオープンソースソフトの採用という問題に直面している。こうしたソフトは、時間と労力を注ぎ込める開発者が数人もいれば、自言語へのローカライズが可能で、たとえばOpenOfficeは、現在30カ国語以上にローカライズされており、またその倍の数のプロジェクトが現在進行中だ。一方Office 2003は、34カ国語にしか対応していない。
時間と労力を注ぎ込める開発者が数人もいれば、って商用クオリティを考えるとそんな簡単なもんじゃないぞ.

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