未踏15シンポジウム@国際フォーラム
見たのはこんなとこ
14日
- 山口 陽平 氏 ソフトウェアの黙示的生成と明示的編集のための環境の開発
- 番原 睦則 氏 Javaによる分散協調制約解消システム
- 品川 高廣 氏 安全なインターネットサーバ実現のための基盤ソフトウェア
- 加藤 直樹 氏 吸い取りインタフェースを有す電子掲示板システム
15日
- 浅海 智晴 氏 Relaxerサービスフレームワーク
- 大崎 洋平 氏 XML Based Application Architecture(XAA) 〜 XAA フレームワークの開発 〜
- 久保田 晃弘 氏 アルゴリズミック・インプロヴィゼーション用ソフトウェアの開発
レポートというかメモをまとめたものは余力があればTech Noteの方に上げていきます.
以下雑感
自分の知ってる分野の発表は退屈である
退屈だったのは後で書くようにもう一つ理由があるのですが,自分にそれなりの知識がある分野の発表は退屈でした.とくに退屈だったのが二日目の発表で, Relaxは野次馬としてであれば,発足当初からWatchしているし,XAAの方はDOMと言う言葉が出てきた瞬間に「やめてくれー」と思いました.僕,DOM嫌い.
そういうわけで川道さん(生で見たことはないのですが)には申し訳ないけど,Xiの発表はトンズラしました.こちらも野次馬歴は長いので.まあこの方々の本領は開発者であり,プレゼンターではないわけで,彼らの研究の成果物を鑑賞する場としては国際フォーラムの会議室ではなく,自分のPC上の方がより適しているのでしょう.
開発者と研究者の間
僕も一ソフト屋としては残念に思うのだけど,ソフトウェアの開発畑に居る人間とアカデミックな研究畑に居る人間とでは,プレゼンテーションの技量に大きな差があるようである.無責任な言い方ではあるがソフトウェア開発畑の人間の発表は退屈でした.
まず内容以前に声が違うのだ.開発者がプレゼンする声は念仏の一歩手前で聞いていると本当に眠くなる.聴衆の注意や関心を引き付けるような声や喋り方ではない.その点アカデミック畑の人間は,発表内容の吟味構成も開発畑の人間に比べて優れているのだが,それ以前に声が優れている,よく通り,はっきり聞こえる声で,聴衆に眠気をもたらすようなところはない.密かに発声練習でもしてるんじゃないかと思うくらいだ.
というわけで開発者諸君.アカデミック畑の連中に対抗するためにまず発声練習から始めようではないか
明日に続くかも