秋葉原“カレーの東洋”が閉店

http://www.zdnet.co.jp/news/0312/25/njbt_01.html
東洋がどういう理由で閉店するのかは分からないけれど,最近秋葉原が食の街と化しつつあるのとは無関係ではないだろう.
秋葉原では,秋葉原ITセンターかいうビルが建設中で,あれが完成すると数千人規模の人間の食の需要が出来る.もちろんビル内にもこれらの需要を満たすべく飲食店が出来るだろうが,全てをまかなえるとは思わない.最近秋葉原には,ねぎしを初めとして,飲食店や進出してきているが,これらの店の真の狙いは僕たちアキバに集うオタクではなく,未来のITセンターに集う,ビジネスマンやお金持ちの学生であることは間違いない.
さらに言えば,あれが完成したら僕たちオタクはアキバから追放されることになりそうだ.


しかしこれは、当然の配慮かもしれない。というのは、鹿島建設はまさにこのITセンターの隣に、『TOKYO TIMES TOWER』という40階建ての高層マンションを建設中だからだ。同じく鹿島の秋葉原開発事業室でも、このマンションの方の担当者の答えは非常にストレートだ。
「オタクの街というのは、マンションの販売にあたってマイナス。分譲マンションを買われるのは、どちらかというと安定志向の方々。20年、30年と住み続けるつもりで、一般的には買われる。そうした安定志向と、オタク系の嗜好とは、やはり相反する。お客さんから、ITセンターはオタク系の集合になるのかと聞かれたりするが、いやそうではないですよという話をすれば、だいたいご納得いただける」
上昇志向的な高層マンションとITセンターが、文化的下方志向現象たるオタク文化の中心地に、巨大に並置される。その境界面で、いったい何が起こるのか。まずは日々刻々と鉄骨が建ち上がっていく風景を楽しみながら、その対決を待ちたい。
ITセンターに集う人のほうがお金持ちだもんね.

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