【平成・突破論】メルマガコンサルタントなる職業

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031225-00000008-inet-sci
メルマガって生きてたのかっていうのが,偽りのない実感だったりする.
僕は勝手にNiftyを殺してしまうような人間だから,過去のメディアなんて容赦なく切り捨てて行くわけで,メルマガもその黎明期には20近く読んでいたけど,いまじゃ全部解約している.強いて言えばヘッドライン形式の,メルマガと言えるのかどうか,そういうものは購読しているけど,多分いいお客さんではない.
なにせ広告読まない.変なところは絶対クリックしない.気にいった記事があれば読んだり,あるいはここにリンクしたりするけど.それ以上のことはしない.まして励ましのお便りなど絶対に書かない.
特に腹が立つのは,広告の内容とメルマガの内容が不調和な代物で「★『10日で6kg減!?』で品薄!」なんて文章を恥ずかしげもなくSubjectに載せてくるiswebは少し考え直したほうが良いと思う.
そういう人間からするとああいうメルマガなんてものが商売のタネになるということが信じがたいのだけど.


実はホームページというのは、待ちの媒体、じーっとお客さんが来るのを座って待っているようなイメージです。

それに対してメルマガというのは、攻め媒体。どーですか?お客さん、いらっしゃい!こんな商品ありますよ。こんなサービスありますよ!今買わないと損するよ!ってなことをいう呼び込みのお兄さん。中に怖いお兄さん(買わないと、未来にものすごい後悔するからね)とか、強引なお兄さん(商品の説明だけし続ける。だからあなた、何者なの?)とか、断りもなく家に押しかけてきて、勝手に玄関あけて、リビングまで入ってくる不届きなヤツとか(スパム、っていわれてますよね)、いろんな方々がおりますが。
でも、うまくこのメルマガを利用すると、接客業のプロフェッショナルとして、どんどんお客さんを店(ホームページ)に呼び寄せ、そして商品を購入してもらうことが出来るようになるんですよね。

強調はmoleskinによる

このあたりの感覚からして理解できない.
今時のホームページ,特にblogや日記形式のホームページは明らかに攻めの媒体であろう.こんな日本のWeb日記界の辺境にあるようなページですら,たまにあちこちに引き回されたりするし,時には日本のオープンソース界の大御所から直々にお叱りを受けるというイベントがあったりする.
これが攻めの媒体でないとしたら何だというのだ?
それに対し,メルマガというのは,まず読んでもらうという敷居がある.僕のようなメルマガ読まない人間からすると,その敷居は途方もなく高いように思えるのだが,商売として成り立つという以上,僕の考えは間違っているのだろう.
この世界も僕にとっては不可視の領域だな.メルマガを書くほうはまだわかる.しかし読むほうは,まるでわからないや.
少し毒を吐くと,この【平成・突破論】の文章からしてそうなのだが,Netにおける周回遅れみたいな雰囲気が漂っていて,そういう周回遅れな人達が寄り集まっているのがメルマガの世界なのかなあ?

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