セマンティックWebについての誤解と真実

http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/000845.html

セマンティクWebについての懐疑論

trackbackしている意見も興味深い

セマンティックウェブは幻か
http://naoya.dyndns.org/~naoya/mt/archives/000713.html

でも私のここと同じもののところにに行くのだな

一方肯定的な立場?からの解説はこちら

セマンティックWeb解説(1) 5大原則
http://www.goodpic.com/mt/archives/000168.html

この解説のPrinciples 3


Principles 3: Web of Trust 信頼のつながり
Webで述べられていることは、何らかの文脈,前後関係(Context)を持っている。
アプリケーションはこのような文脈(Context)を利用して、述べられていることの信頼性を評価する必要がある。
セマンティックWebの機構は、Webで見つけられる情報のすべてが真実である(True)とは断言しない。
真実(Truth)- より現実的に言うならば”信頼に値する(trustworthiness)”こと- は個々のアプリケーションが情報を活用するプロセスの中で評価する
あたりを読むと江島氏がいうような

Tim Berners-Leeの目指す世界は、不変の価値を持つコンテンツ(=リソース)に一意に識別子を与えて検索もできてみんなハッピーということらしいが、そもそも個人または少数によって生み出される雑多なコンテンツをリソースであるとみなすスタンスがバランスが悪いと言わざるを得ない。リソースとは本来、「常識」のように時間をかけて醸成され洗練されたものである。(という前提をここでは置く。そう定義しなければ話が進まないからだ)
というような問題点は折込済みではないだろうか?もっとも折込済みだからといって解決策を用意できるとは限らない.
印象批判で申し訳ないが,どうもこの5原則というやつは批判に対する予防線というか事前に用意された言い訳のように読めてならない.もっともこのあたりをロジカルに批判するとなるとセマンティックWebについてキチンと勉強する必要があるし,またセマンティクWebの定義や原則が「どうもこういうフワフワしたものは歯切れが悪いし本質がわかりにくい。なんだか煙に巻かれたような気がする。」(セマンティックWebについての誤解と真実),「元の英語の文章が抽象的な表現で書かれているので」(セマンティックWeb解説(1) 5大原則)という代物である以上,ロジカルな批判が可能かという疑問すら生じる.
私はWeb サービス(下の記事を参照)もセマンティックWebもうまく行くとは思わないが,Blogに関してだけはうまくいくんじゃないかという予感がする.