船がゆく

船がゆくキャプテン・クック支配の航跡
多木浩二 

本体価格 2800円/A5判上製/264頁[1998年]
ISBN4-403-12004-0

一応版元へのリンク
http://www.shinshokan.co.jp/shopcart/html/sho/shinshokan_12004-0.html
しかしはてなはISBNを書くとAmazonへのリンクまでしてくれるんかい,便利

18世紀に行われたキャプテン・クックの航海を主としてポストコロニアル的視点から
読み説く試み.3部作でこれは第1回航海を扱う

三省堂で平積みになっていたのが目にとまり買ってしまう.しかし懐には痛い本
図書館で読むべき本なんだろうなあ
実は最初に目にとまったのは「最後の航海―キャプテン・クックハワイに死す」
の方で,周知の通りクックはハワイで殺されてしまうのだが,この事件は歴史的
にいかなる意味を持つのか?著者の主張は最後にはそこに収束すると思うのだが
そこにたどり着くにはやっぱり最初から読まないとあかんわけで楽しみではあるし
懐には怖い