大宮-仙台

moleskin2004-04-17


やっと書く気になれた.
この試合に関してはメモは取っていない.なにせ大宮サッカー場のゴール裏は狭く,その狭いところに写真のようにサポが押し詰めたので,文字通り立錐の余地もなかった.
とはいえ今の仙台の試合がメモをとる価値があるかは疑問で,事実その通りになった.

試合は立ち上がりから防戦一方で,守備的な布陣とやらのおかげでなんとか凌ぐ.
だが問題はその先にあった.
前にボールを運べないのである.
この試合大宮の攻撃がやや手ぬるいので,DFがボールを奪取する機会はあるのだが,大宮の守備陣の戻りが早く,またマークが厳しいのでパスの出しどころがない.
こちらにも攻撃陣が下がってきて守備に回っているとか,ボールホルダーの判断が遅いとか,マークを外す動きをしないとかパスの受け手がなくなる理由はあるけど.
おかげで仙台のマイボールは最終ラインを行ったり来たりするだけで,たまに前に出してもすぐに相手に取られて攻撃再開.
前半は無失点に終わったが,こうも一方的に主導権を握られては後半は足が止まるだろうなと思ったら,立て続けに2失点.2点目でゴール裏を後にしたが,スタジアムの脇道を氷川神社の方向へ向かって歩く途中で3失点目のアナウンスを聞く.
その後1点をPKで返したらしいが,そんなことは知ったことじゃない.

武藤文雄のサッカー講釈」で著名な武藤文雄氏はご自身のWeblogでこの試合について

ともあれ、この苦しい状況だが、今日の試合を見て、一番安心いや感心したのは、強力なサポータ。アウェイながら90分間、声援はやむ事がなかった。このサポータがいる限り、ベガルタは大丈夫だ。TVから聞こえてくるサポータの声援は感動的だった。
とお書きになられている.
帰りに大宮公園氷川神社に参拝したが,仙台サポの声は氷川神社の参道のあたりまで聞こえた.大宮の連中の声はそこまでは届かなかった.でも僕としては武藤氏よりもベルデニック監督に賛成したい気分だ.

日本一のサポーターを持っていると言うことですが、彼らの不幸なことはチームが弱いと言うことです。個人的にはサポーターの質が落ちても、もう少しいいチームを持ちたいと思っています。私が言いたいことを理解してもらえればうれしいですけど。