それはLinspireだからでは?


昨年11月にLinspireは、Micro CenterがLinuxデスクトップPCを専門に扱う売り場と販売員を提供する、というプレスリリースを発表した。そこで今週、この一歩進んだ取り組みをこの目で見ようと地元のMicro Centerへ出かけた。残年なことに、結果は思わしくなかった。

Linspireってアメリカではどのくらい人気があるのだろう?
日本では販売終了(by livedoor)なわけだけど。

ロフト、新宿三越から撤退・「売り上げ半分弱」響く

生活雑貨専門店のロフト(東京・渋谷)は2007年2月をメドに三越の専門店ビル(東京・新宿)から撤退する。「新宿ロフト」は04年10月に開業したばかりだが、売り上げが当初予想の半分弱にとどまったため、異例の短期間で店舗を閉鎖する。

新宿では同じ三越に入っているジュンク堂とセットにして巡回コースにいれているのだけど*1、撤退ですか、ちょっと困った。
でもロフトとジュンク堂、どっちに多く金を落としているかというと圧倒的にジュンク堂の方。ロフトはたまに細かい文具を買うくらいで見物するだけの日も多い。僕も売り上げが予想の半分弱になっているのにかなり貢献しているかもしれない。
それになくなっても高島屋のハンズと小田急伊東屋で替えがきくというか、ロフトの品揃えはちょっと中途半端なので本気で何か買おうとするときはハンズに行っている。文房具onlyなら伊東屋で間に合う。撤退はやむなしだろうし、今時2年半は異例の短期間とも言えないだろう。

*1:もちろんその後紀伊國屋を突き抜けてあそこに行きます

棋士1.0と棋士2.0

渡辺竜王の発言、読んできました。
他人の棋風を安易に取り入れる棋士棋譜は並べる気がしない。こんなことをしていてはみんな同じような将棋を指すようになってしまう。
さすがは竜王という声があちこちのブログであがるのだろうが、でもどっちが2.0の時代にふさわしいかというと、若手に電子メールで教えを請う、渡辺竜王から見れば「教えて君」の三浦八段の方かな。僕達は孤高の天才も集団知の前には屈するという2.0の思想の方を愛しているということになっているだよね、確か。

一澤帆布の本家はダメだろう

日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」に一澤帆布工業の現社長のインタビューが載っていた。

一澤帆布は京都の老舗の鞄屋。名前の通りキャンパス地を使った商品が売り物で、世間ではここのトートバックが定番アイテムの地位を確保している。
ところがここの創業者が亡くなった後、残された兄弟の中で内紛が勃発。先代の遺言状が二通も出てくるという異常事態に発展。裁判沙汰の末、それまでUFJ銀行に務めていた長男に有利な判決が下り、二十五年にわたり店を切り盛りしてきた三男が店から追い出されてしまった。
しかしこれで決着は着かなかった。三男は新たに一澤帆布加工所*1を設立。そして元の一澤帆布の職人、一澤帆布に布を卸していた仕入れ先も三男の方についてしまった。長男の手元には店と製造機械は残っているがこれだけではどうにもならない。裁判では勝ったが実業では負けた格好である。
というわけで長男の方が「敗軍の将、兵を語る」にご登場となったわけだが、もうこの人が凄い。インタビュー記事はメガトン級の発言が勢揃い。詳しくは日経ビジネスを読んで欲しいが、「家督は長男が継ぐもの」、この一言だけでこの長男氏の人となりを知るには十分だろう。ついでにもうひとつ、「布なんか金を払えば買えます」。一澤帆布のようなところの顧客は伝統とか創意工夫とか職人さんの手仕事といった金で買えないものを金で分けてもらおうというとても矛盾した意識に縛られているのだけど、そういうところが分かっていないんだろうなあ。後もう一つ、これは読んでのお楽しみだが、どうもこの人は婿養子という言葉を知らないらしい。
僕はこの一澤帆布の一件、典型的な兄弟の相剋、世間ではよくある話だと思っていたが、この記事を読んで考えが変わった。いや確かにこの人では職人も仕入れ先も逃げ出すだろう。
この争い、ネットでは既に決着がついている。googleで検索すると一澤帆布加工所の方がトップに来る。google:一澤帆布

追記

なぜこいつは語れるのか?

この人は自分の事を敗者だとは思っていません。語り口は勝者の語り口です。俺は裁判で勝ったのに弟が悪あがきをして困った事になっているというのがこの人の認識なのです。そして自分が勝者だという確信があるにも関わらず「敗軍の将、兵を語る」に出てしまうあたりがとてもおかしいのです。マスコミに語る機会に飢えていたのか、日経の記者にひっかけられたのか、たぶん両方でしょう。

Jリーグ、広島とセレッソ大阪の監督解任

広島・小野監督、成績不振で辞任=後任は望月GKコーチ−Jリーグ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060418-00000028-jij-spo.html
C大阪、小林監督を解任=後任に塚田育成アドバイザー−Jリーグ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060418-00000065-jij-spo.html

やっぱり解任されてしまった。
でもこの二人はすぐに復帰するだろう。小野さんはU-23つまり五輪代表監督とか。今週号のサッカーマガジンでは監督候補として大熊、反町両氏の名が上がっているけど、小野さんの体が空くなら一番適任ではないかな。
小林氏はたぶんシーズン後半、どこかで首が飛んだ監督の後釜として登場しそうな気がする。
さて次はだれかな。順位表では広島、セレッソの上は今季昇格組の三クラブが占めているけど、ここは監督本人が本当に自分から辞めると言い出さないかぎり首にはならないだろう。特に福岡と甲府は現監督が辞めたらチームが崩壊しかねない。これらのクラブに必要なのは戦力の補強だろう。
その上は下から数えて名古屋、大宮、大分、磐田と続くが大宮と大分は現監督がどう見てもベストだ。ここも監督より戦力の補強が必要。磐田は9位だから本気で優勝を狙うのではない限り慌てる必要はない。
そうなるとあそこか。現在13位、入れ替え戦ラインから勝ち点差4。いつのシーズンも戦力的には優勝が狙えると言われているあそこか。
あそこはベンゲル以降監督に恵まれないよな。

ハリウッドが描くルワンダ大虐殺、生存者からは異論も

生存者の多くは、ルワンダで起きた悲劇が映画を通じて世界に知られるのは喜ばしいことであるとしながらも、映画と現実とは異なっていると指摘している。

ホテル・ルワンダ」を見て、だれに見せる映画なのかと疑問を抱いたことは以前書いた。(ホテル・ルワンダ
その疑問の答え。世界中の人に見せる映画である。ただしルワンダを除く。そして世界=ハリウッド圏なのだけど、それでも知られないよりはずっとマシだろう。

母子殺人事件の上告審が結審、弁論続行の主張退ける 山口・光市 - 社会

当初弁論は3月14日に予定されていたが、今年2月下旬から3月上旬に受任したばかりだった安田好弘弁護士(第二東京弁護士会)ら2人の弁護人らは準備が間に合わないとして欠席。第三小法廷は18日の法廷には必ず出席するよう、改正刑事訴訟法に新設された「出頭在廷命令」を初めて発動していた。

参考

延期された最高裁弁論。|藤井誠二のブログ
http://ameblo.jp/fujii-seiji/entry-10010211306.html
延期された最高裁弁論 その2。|藤井誠二のブログ
http://ameblo.jp/fujii-seiji/entry-10010264260.html

たぶんパラレルな問題だとは思うけど、オウム真理教松本被告の裁判も控訴趣意書遅延->控訴棄却というパターンを辿っている。
どちらの裁判も安田好弘弁護士という共通項がある。オウムの方は一審だけだけど。